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部会長挨拶(平成29-30年度)

有機結晶部会は有機分子の分子集合体である結晶を軸に、構造・機能・物質変換を様々な角度(合成・理論・装置)から研究する研究者の集まりです。日本化学会の第5番目の部会として1997年(平成9年)に発足し、2017年(平成29年)をもって20周年を迎え、現在では有機結晶部会創設時の先生が次々と研究の第一線から退かれるなか、若手研究者を中心に活発な活動を行っている部会です。

特に、部会としては、日本化学会春季年会での「有機結晶」の部門の運営のほか、有機結晶に関する行事・企画を行っています。また、本部会が主催する有機結晶シンポジウムは年1回開催され、多く化学関連の討論会とは異なるシーズン(10月・11月)に3日間1会場で行われ、研究者が一同に会し、毎回濃い議論が交わされています。部会員の情報誌として、日本化学会春季年会と有機結晶シンポジウムに合わせて、ニュースレターが年2回発行されています。

これらの活動を通して、多くの研究者が集い、結晶にとどまらず非晶質におよぶ広範な凝集体について、構造・合成・物性・機能・計測・理論などに関わる学理を明らかにし、化学の発展に寄与することを目指していきたいと思います。会員数が伸び悩んでおり、現在でも日本化学会の部会の中で、最も小さな部会でありますが、逆にメンバー一人一人の顔が見え、フレンドリーに議論を戦わせることができることが有機結晶部会の特徴の一つでもあります。「小粒でぴりりと辛い」部会に是非興味をもっていただき、ご参加いただければと思っております。

どうぞよろしくお願いいたします。

平成29-30年度部会長
佐田 和己 (北大院理)

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